「これからの博物館のあり方を問う~さわることで何が得られるのか~」のご案内

吹田市立博物館におきましては、下記の内容にてシンポジウム「これからの博物館のあり方を問う~さわることで何が得られるのか~」を開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

~~~~~~~~~~~以下、転送歓迎~~~~~~~~~~~

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○ 吹田市立博物館 平成26年度 企画展関連シンポジウム
○ 全日本博物館学会 2014年度 第1回研究会
○ 日本ミュージアム・マネージメント学会近畿支部 研究会

『これからの博物館のあり方を問う
  ~さわることで何が得られるのか~』 のご案内
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日本の博物館でハンズ・オンという言葉が使用されるようになったのは、1990年代半ばの染川香澄氏による著書などがきっかけだといわれる。2002年以降は、高齢者が懐かしいと感じる昭和の資料に実際にふれてもらい脳の活性化を図るための実践として、回想法という認知症の非薬物療法の一つが各地の博物館で行われるようになった。また、視覚障がい者をはじめ多くの人々が博物館をより身近に感じることができるように、博物館資料にさわることの意義を追求する広瀬浩二郎氏を中心としたユニバーサル・ミュージアムの研究と実践も2000年代半ば以降注目を集めている。さらに、福岡市博物館は最近、体験学習室や常設展示室などの「さわるコンテンツ」を大幅に更新したが、このことは視覚に全面依存せず情報を伝える最新の取り組みとして注目に値する。こうした様々な取り組みの背景には、来館者の多様な要望や世界の博物館の潮流などがある。しかし、様々な実践が日本の博物館に広がる一方で、来館者が博物館資料にさわることによる学びのあるべき姿は、「理想」と「現実」のはざまで、また形骸化した一部の取り組みの中で、未だ十分な提示をされるには至っていない。

そこで本シンポジウムでは、博物館資料をさわることについての研究や実践において先駆的な取り組みをされている3名の方々にご登壇いただき、それぞれの研究や実践がどこまで進んでいて、どのような課題を抱えているのか、事例を交えてお話しいただくことで、これまでの日本の博物館における「さわる展示」のあり方を振り返る。また、保存科学の専門家であり、自らを「博物館屋」と称する森田恒之氏から、保存科学を含めた総合的な視点のコメントをいただいた上で、今後の博物館における学びのあるべき姿についてパネリストやフロアとともに議論を深める。

【日 時】:
  平成26年7月5日(土) 午後1時30分~4時30分

【当日プログラム】:
  1:00-1:30 開場・受付
  1:30-1:35 開会のあいさつ(吹田市立博物館 館長 中牧 弘允)
  1:35-1:40 趣旨説明(吹田市立博物館 学芸員 五月女 賢司)
  1:40-2:05 講演1 ハンズ・オン プランニング 代表 染川 香澄 氏
  2:05-2:30 講演2 国立民族学博物館 准教授 広瀬 浩二郎 氏
  2:30-2:55 講演3 福岡市博物館 主任学芸主事 杉山 未菜子 氏
  2:55-3:15   ―― 休憩 ――
  3:15-3:30 コメント 国立民族学博物館 名誉教授 森田 恒之 氏
  3:30-4:25 パネル・ディスカッション「さわることで何が得られるのか」
         パネリスト: 染川 香澄 氏
                広瀬 浩二郎 氏
                杉山 未菜子 氏
                森田 恒之 氏
         コーディネーター: 五月女 賢司
  4:25-4:30 閉会のあいさつ

【会 場】:
  吹田市立博物館 2階講座室 
  〒564-0001大阪府吹田市岸部北4-10-1
  TEL:06-6338-5500  FAX:06-6338-9886
  http://www.suita.ed.jp/hak/

【参加費】:
  無料

【定 員】:
  先着120名(申込不要)

【主 催】:
  吹田市立博物館、全日本博物館学会、
  日本ミュージアム・マネージメント学会近畿支部

【対 象】:
  博物館関係者、大学関係者(学芸員養成課程関係者等)、
  その他ハンズ・オン展示や博物館におけるユニバーサル・
  デザインなどに関心がある方


(めいぎゃる)

春季展「近代趣味人の美意識」が開幕 貴志康一の歌曲とともに

春季展「近代趣味人の美意識ー第11代西尾與右衛門の世界」が開幕しました。井上市長、館長、豊田議長の挨拶のあと、渡嘉敷議員などの紹介もありました。梶谷教育長も参列されました。展示場では旧西尾家住宅の藤原館長が解説をおこない、おおくのひとが詰めかけました。
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オープニングイベントは「寺本郁子 貴志康一の歌曲を歌う」でした。まず音楽ライター・日本洋楽史研究家の毛利眞人氏が貴志康一の略伝を解説し、康一の妹が伝える兄の逸話も紹介されました。
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そのあと、アルカディア音楽芸術財団のソプラノ歌手寺本郁子さんによって貴志康一の歌曲が5曲披露されました。講座室にその歌声が朗々と響きわたり、最後には中村八千代さんのフルート演奏も加わりました。ピアノ伴奏は宇野洋子さんでした。
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アンコール曲は瀧廉太郎の「荒城の月」。おもうに、貴志康一は瀧廉太郎にならぶ作曲家として、あるいは山田耕作につづく作曲家、指揮者として活躍しただろうし、また大フィルの朝比奈隆のような名声も博したのではないか。「美男薄命」という表現はないが、惜しみてあまりある人物だったような気がします。かくなるうえは、毛利眞人氏やアルカディア音楽芸術財団とともにNHKに朝ドラの企画をもちかけようではないか、と盛り上がりました。

なお本日、27日(日)、「西尾家の文化財調査と公開」という藤原学氏(旧西尾家住宅館長)による講演が2:00からあります。

29日(火、祝)の2:00からは館長ギャラリートークもあります。
(アルプスの少年)

体験講座「蒔絵を体験してみよう!」→自分の作品をお持ち帰りできます。

吹田市立博物館 春季特別展
「近代趣味人の美意識―第11代西尾與右衛門の世界―」
(2014年4月26日~6月1日)の関連イベント
http://www.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.html

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□ 「蒔絵を体験してみよう!」
■ 伝統工芸士・京の名士が指導する蒔絵体験
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【ご自分の作品をお持ち帰りできます!】
漆で描き、金粉を蒔く蒔絵の技に挑戦!

手鏡の裏面に蒔絵をしてます。図案はあらかじめこちらで準備してお待ちしています。季節の草花、古典模様、かわいい動物・・・お好みの図案をお選びください。

カシュー漆を使用しているので、漆かぶれについては、心配ありません。また、不安な方のために手袋を用意しています。

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日時/
5月3日(土曜・祝日) 13時00分~、14時00分~、15時00分~
5月4日(日曜・祝日) 13時00分~、14時00分~、15時00分~

講師/平野雄一氏(伝統工芸士、京都府伝統産業優秀技術者表彰)

会場/当館講座室

定員/各日各時間帯10名(多数抽選)
(定員に達していない場合は、定員に達するまで先着にて受け付けます)

申込締切/4月22日(火)必着

申込方法/
はがきまたはFAXに講座名、日時、参加者全員の名前、住所、電話番号を書いて吹田市立博物館へ

比較文明学会関西支部と吹博の共催による「特別講演」ー春季展にちなんで

比較文明学会関西支部の例会をはじめて吹田市立博物館との共催で実施することになりました。というのも、学会の会員から支部長の勤務する吹田市立博物館ではどうかとの声があったからです。そこで、急きょ、開催予定の春季特別展「近代趣味人の美意識ー第11代西尾與右衛門の世界」(4月26日~6月1日)にあわせて、一般公開の形をとって開催することとなりました。GW連休中の「こどもの日」ではありますが、「端午の節句」の祝いもかねて、皆さま、ふるってご参集いただければ幸いです。(申込み不要、参加無料)

                    記

  比較文明学会関西支部・吹田市立博物館共催
  一般公開「特別講演」

 日時:2014年55日(月曜、祝日)14:00~16:00
 会場:吹田市立博物館 講座室(2F)

 講師:奥野卓司氏(関西学院大学大学院社会学研究科教授・総合図書館長)
 演題:上方の数寄者の美意識・・・粋から萌へ 木村蒹葭堂からオタクまで」

【概要】近世、近代を通じて、大阪、京都、阪神間では、旧吹田村の西尾與右衛門のような数々の数寄者たちによって、芸術、茶道、芸能、学術が支えられ、江戸、東京より豊かな発展をしてきた。その多くは生業でえた経済力を文化、遊芸の面におしみなく支援するという彼らの美意識によるものであった。江戸時代の大坂の博物学者にしてコレクターであった木村蒹葭堂から、今日のクールジャパンの担い手であるオタクまでに通底する上方の美意識として、粋(イキ、スイ)から萌(モエ)を考えてみよう。
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【講師のプロフィール】
1950年京都市生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科教授・総合図書館長。1978年 京都工芸繊維大学大学院修了。学術博士。米国イリノイ大学客員准教授、甲南大学文学部教授などへて、1997年から現職。2010年から同学院総合図書館長。専攻は情報人類学、文化表象論。現在、ヒトと動物の関係学会副会長、(社)カレンダー暦文化振興協会常務理事、他。著書に『情報人類学の射程』(岩波書店)、『ジャパンクールと江戸文化』(岩波書店)、『人間・動物・機械…テクノアニミズム』(角川新書)、『ジャパンクールと情報革命』(アスキー新書)など。訳書に『ビル・ゲイツ』(翔泳社)、『ジェスチュア』(筑摩学芸文庫)など。

講演会終了後、16:15-17:00の予定で館長ギャラリートークをいたします。こちらもお時間のある方はご参加ください。(要観覧料)
(アルプスの少年)

春季特別展「近代趣味人の美意識―第11代西尾與右衛門の世界」は4月26日(土)から

旧西尾家第11代当主は実業を重んじ、趣味を楽しんだ数寄者(すきしゃ)です。数寄者とは趣味人のことですが、とくに茶道を好んだ茶人のことをさします。展示では茶道に関連する茶道具や書画骨董のコレクションが見ものです。また彼は「薄命の貴公子」貴志康一の母方の祖父です。康一は旧西尾家で産声を上げました。その貴志康一はベルリンフィルで最初にタクトを振った日本人として知られています。父の貴志弥右衛門は息子に高価なバイオリンを買い与えていますが、これがヨーロッパから日本に最初にもたらされたストラディバリウスの名器です。26日(土)の開会式のあとには、貴志康一が作曲した歌曲が歌われます。毛利眞人氏(音楽ライター、日本洋楽史研究家)による講演もあります。なお、この日は観覧料無料です。多数の来場をお待ちしています。
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http://www.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.html
(アルプスの少年)

博物館 第8回 お花見コンサート

第8回 お花見コンサート
第1部 ●メイ・ウクレレアンサンブル
◇春の小川 ◇朧月夜 ◇峠の我が家 ◇涙そうそう(フラ) ◇カイマナヒラ(フラ)
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●メイヒル男声合唱団
○羽生の宿 ○おお牧場は緑 ○おおスザンナ ○アニー・ローリー ○おおブレネリ ○宇宙船間大和 ○花
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会場に入りきれない人がロビーに数十名いました。
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●女声合唱団「コーラス・ビータ」
☆さくら さくら ☆春がきた ☆歌劇「トラヴァドーレ」より「炎は燃えて」
☆貴志康一作曲「花売り娘」「風雅小僧」
☆花は咲く
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第2部 ●紫金山グリーン合奏団
◇ディズニーより「ミッキーマウス・マーチ」 ◇ディズニーより「小さな世界」 ◇A列車で行こう ◇花まつり ◇チャールダシュ ◇貴志康一作曲 合奏曲「花見」 ◇ふるさと(会場合唱)
 ヴァイオリン独奏:木村修子 編曲・指揮:島田一郎
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アーカイブス
第1回:2007/04/01
第2回  
第3回:2009/04/05  
第4回:2010/04/04  
第5回:2011/04/10 
第6回:2012/04/08
第7回

紫金山は新緑におおわれはじめています。
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(おーぼら)

博物館・お花見コンサート

春分もすぎて、いよいよ花見の季節が間近となってきました。恒例の博物館・お花見コンサートも4月6日(日)の13:30から開催されます。今回は春季展「近代趣味人の美意識―第11代西尾與右衛門の世界」のプレイベントとしても位置づけられています。コンサートでは西尾家で生まれた貴志康一の曲も演奏されます。貴志康一は28歳の若さで世を去っていますが、ベルリンフィルで最初にタクトを振った日本人です。また、湯川秀樹博士のノーベル賞授賞式の時には彼の作曲した曲が流れました。今回の演奏曲は「花売り娘」と「風雅小唄」です。

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http://www.suita.ed.jp/hak/moy/pdf/ohanami.pdf

この機会に、「薄命の貴公子」の曲をどうぞお聴き逃しなく。(アルプスの少年)

雪の吹田市立博物館

トンネルアートをくぐりぬけると、そこは雪国だった。さる2月14日(金)、ほんとうに久しぶりの積雪にすいはくも雪化粧となりました。ここに職員が撮った写真を記録として掲載させていただきます。
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雪のため予定していた小学校の来館も延期されました。その振替として本日、3月14日、「むかしのくらしと学校」展への校外学習がおこなわれました。展示自体は4月6日(日)までつづきますが、市内の小学校による一連の団体見学もこれで終了です。関係者の方がた、とくに先生方やボランティアの皆さま、ありがとうございました。
(アルプスの少年)

鳥瞰図絵師・吉田初三郎の生誕130年~記念に3/30まで『吹田市鳥瞰図』を展示します。

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吹田市公式Facebook( https://www.facebook.com/suita.city?ref=stream&hc_location=stream )に、以下の記事が掲載されました。

本日(3月4日)は、鳥瞰図の絵師である吉田初三郎の生誕130年の日です。大手検索サイトGoogleのトップページでは、初三郎の誕生日を記念して”Google”のロゴを鳥瞰図で描いています。 https://www.google.co.jp/

鳥瞰図とは、まちの姿を上空から鳥の目で見たように描いたパノラマ地図です。初三郎はその大家で、大正から昭和にかけて観光案内図やポスター、絵はがき、絵本挿図など1000点以上の作品を手がけました。

そんな初三郎、実は吹田市を描いた「吹田市鳥瞰図」も制作していて、吹田市立博物館に原画が所蔵されているんです!吹田市が誕生した翌年の昭和16年(1941年)に吹田市からの依頼で描かれており、市制施行を記念して初三郎に制作を依頼したと考えられています。

南の空から見下ろした構図となっており、中央には完成直後の吹田市役所やアサヒビール吹田工場、国鉄吹田工場・吹田機関区などがあり、下方には東西に神崎川が流れています。また、市街地化が進んだ吹田町や水田が残されている豊津村、郊外住宅の開発が進んでいた千里山のようすなども描かれています。

吹田市立博物館でも生誕130年を記念し、3月5日(水曜日)から3月30日(日曜日)まで、初三郎が描いた吹田市の鳥瞰図を常設展示室で展示します。普段は展示していないものなので、貴重なこの機会をお見逃しなく!

(めいぎゃる)

全日本博物館学会の研究会「博物館教育理論とその実践化を考える」を開催します。

吹田市立博物館では、3月10日(月)に全日本博物館学会2013年度第6回研究会・博物館教育研究会「博物館教育理論とその実践化を考える」を開催します。

本研究会は学会員でなくてもご参加いただけます。人数把握のため、下記要綱にてお申し込みください。


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全日本博物館学会
2013年度 第6回研究会・博物館教育研究会 のご案内
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全日本博物館学会 
2013年度 第6回研究会・博物館教育研究会
「博物館教育理論とその実践化を考える」

博物館教育の最前線で研究や実践をする方々をお招きして、博物館教育の理論と実践化について考えます。今回は、理論や実践報告だけでなく、「展示室デモンストレーション」として、講演者が講演の中で紹介した博物館教育理論や教育理念に基づき、どんな展示室での実践があり得るか、ぶっつけ本番(即興)でデモンストレーションやお話をいただくという時間を設けます。

日 時:平成26年3月10日(月) 午後1時~5時30分
会 場: 吹田市立博物館
    (〒564-0001大阪府吹田市岸部北4-10-1 TEL: 06-6338-5500)
    2階講座室ほか(当日は休館日なので、1階守衛室からご入館をお願いします)
参加費: 無料
定 員: 先着120名
主 催: 全日本博物館学会
協 力: 吹田市立博物館
対 象: 博物館関係者、大学関係者(学芸員養成課程関係者等)、その他博物館の教育理論や実践に関心がある方


●当日プログラム 
1:00-1:05 主催者挨拶
1:05-1:10 協力館挨拶
1:10-1:40 講演1 奥本素子氏(総合研究大学院大学 助教)
1:40-2:10 講演2 並木美砂子氏(帝京科学大学 教授・元千葉市動物公園主査)
2:10-2:40 講演3 北村美香氏(滋賀県平和祈念館 学芸員)
2:40-2:50   ――休憩――
2:50-3:50 展示室デモンストレーション「博物館教育理論の実践化」
3:50-5:00 パネル・ディスカッション「博物館教育理論は現場で役に立つのか?」
        コーディネーター: 佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館 主任学芸員)
        パネリスト: 奥本素子氏
               並木美砂子氏
               北村美香氏
               五月女賢司氏(吹田市立博物館 学芸員)
5:00-5:25 コメント
         瀧端真理子氏(追手門学院大学 教授)
         小笠原喜康氏(日本大学 教授)
5:25-5:30 閉会の挨拶


●お申し込み・お問い合せ:
参加ご希望の方は、①氏名、②所属先、③電話番号、④メールアドレスを明記の上、下記の学会事務局までメールでお申込みください。連絡なしの当日参加も定員以内であれば歓迎ですが、資料準備等の関係から参加者の概数をつかみたいと思います。参加ご希望の方はできるだけ事前にご連絡ください。

全日本博物館学会事務局
〒101-8301
東京都千代田区神田駿河台1-1
明治大学学芸員養成課程実習室内
TEL/FAX: 03-3296-4404
jimu●museology.jp (●を@に置き換えてください)

(めいぎゃる)

J:COM吹田 博物館とボランティア

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J:COM吹田の「お元気ですか!市民のみなさん」で「博物館とボランティア」の特集が放映されています。吹博の「むかしのくらしと学校」がとりあげられています。期間は2月1日(土)から10日(火)まで。午後3時と10時の2回、放映されます。吹田市の公式ホームページからは随時見ることができます。http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-somu/koho/cable.html
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(アルプスの少年)

追記
中牧カンチョーは冒頭から出てこられます。
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いまやほぼ絶滅状態の和食の基本形:一汁三菜の展示
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全編を通じてボランティアの紹介です。
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そして最後のシメも・・・
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(おーぼら)

かやの外!?

先週金曜日、次号『博物館だより』の「館長インタビュー」のために大阪大学総合学術博物館を訪問しました。同館の館長、橋爪節也教授は大阪の近代美術史を専門とする碩学です。吹博の美術関係の展示では、講師をつとめていただくばかりか、いろいろアドバイスもしてもらっています。また、北大阪ミュージアム・ネットワークでも強力な支援を惜しまず、ミュージアムメッセの起ち上げにも一役買ってくれました。今回は、春にひかえた旧西尾家の名品展「近代趣味人の美意識―第11代西尾與右衛門の世界」にむけて、コメントなどを頂戴しました。
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インタビューの中身は『博物館だより』にゆずるとして、ブログには、余談をひとつ紹介したいと思います。きっかけは、橋爪館長が最近、千里中央付近で「かやの中央」と表示された乗合バスを見かけたことにあります。「中央」があるなら「外」も気になるというのです。つまり「かやの外」ですね。たまたま先週、わたしも箕面市に資料調査の用事があって、車で出かけたところ、萱野中央やら萱野4丁目といった道路標識を確認しました。「かやの外」はどこかなと気をつけていましたが、それが路上ではなく、地下で見つかったのです。

地下とは言っても、箕面駅前ビルの地下1階にある箕面市立郷土館(北大阪ミュージアムネットワーク館の一つ)でした。入口の左側に展示されている明治44年の消防ポンプに「萱野村外院」と書いてあるではありませんか。
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さらに、同行者が詳しく調べたところ、バケツの裏に「萱野外」を見出したのです。「バケツをひっくり返したような雨」という形容がありますが、モノはひっくり返してみるものですね。
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「かやの外」大発見のニュースは、インタビューに先立って橋爪館長にしました。あとで写真もお見せしました。インタビューがやや熱気を帯びているのは、「かやの外」の話題が先行したせいです。それを差し引いて、お読みください。ミュージアム・ネットワークも捨てたものではありません。
(アルプスの少年)

夏季展のボランティア募集中

吹田市立博物館では夏休み期間中に「吹田の自然・環境」をテーマにした展示の企画運営を行うボランティアスタッフ(市民実行委員)を募集しています。展示の内容を考えたり、イベントを企画・実施したり、と幅広く市民の方に取り組んでいただいています。自然や環境問題(社会環境を含む)に興味を持っている方、博物館で展示をしてみたい方、イベントのアイデアをお持ちの方、子どもが好きな方、ぜひご参加ください!活動は1月~8月。随時受け付けます。
http://www.suita.ed.jp/hak/oshirase/oshirase.html
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次回の市民実行委員会は2月9日(日)14:00~16:00を予定しています。次々回は2月23日(日)10:00~12:00です。場所はいずれも講義室(2F)です。
(アルプスの少年)

はくぶつかんコンサート

さる1月25日(土)、「はくぶつかんコンサート」が開催されました。第1部は「こどものうたコンサート」で「おんぷひろば」のこどもたちによる歌や合奏が披露されました。ドレミの歌や大阪万博のテーマソング、パフなどの歌と、銀ベルや鍵盤ハーモニカの合奏があり、紙芝居をはさんで、最後は「手のひらを太陽に」で締めくくられました。「ふるさと」もありましたね。小学生も若干いましたが、大半は幼稚園児でした。
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第2部は「昔の蓄音機を聴いてみよう」という吹博では初めての企画でした。解説の絹巻宏氏は小児科医の先生でしたので、「こどもつながり」の企画でもありました。選曲もまたこどもたちを意識して「兎のダンス」や「丘を越えて」「朝はどこから」「みかんの花咲く丘」などとつづきました。現代のこどもたちにはもうひとつピンとこなかったかもしれませんが、年配者には懐かしかったにちがいありません。CDとの聴きくらべもありました。わたしは昔の運動会や体育館の行事をおもいだしました。
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最後は藤山一郎と奈良光枝の「青い山脈」でしたが、個人的には吉永小百合の「青い山脈」であってほしかったですね。蓄音機の時代ではなかったので、無理な注文ですが。
(アルプスの少年)

影武者の年頭所感

甲午の新年おめでとうございます。旧年中はお世話になりました。
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        <新芦屋古墳の副葬品馬具を復元したロビー展示>

さて、今年のNHK大河ドラマは「軍師 官兵衛」です。戦国物に再帰ですね。企業戦士たちの関心をよぶこと、たぶん請け合いでしょう。その分、女性軍の支持を失うかもしれません。でも、主役の岡田准一は女性にも人気が高いという評判です。わたしとしては、戦国時代と現代がどうタブってくるのか、楽しみでもあります。

吹博は軍事組織ではありませんが、仮に主君を館長としましょう。旧カンチョーからひきついで3年目となりますが、お家は安泰でしょうか。これからその影武者が年頭の所感を述べさせていただきます。

家臣団のなかで女房役は副館長です。小言をならべたり、口うるさいのはお役目です。日本企業における副の役割りは、経営(人類)学の掟によると、「根回し」や「弾よけ」です。より学術的には補佐、代行、支援…となります。それらを万遍なくこなしたうえ、とりわけ昨年11月に実施した「北大阪ミュージアムメッセ」での勲功はあっぱれでした。

学芸員はお世継ぎです。男児が4人、女児が1人います。長男は上記のとおり女房役兼任で、民俗部門は留守がちでした。たほう長女は歴女です。昨年の行基展で味をしめ、自信をつけました。次男は考古学少年です。今年は瓦展の屋台骨を支えますが、瓦礫とならないことを祈るばかりです。三男は行動的なやんちゃ坊主です。「交通の20世紀」展では鉄ちゃんと遊び、となりの道路族にもなわばりを広げました。遊び仲間を訪ねて3000里、ブエノスアイレスの手前のリオデジャネイロまで遠征もしてきました。四男はお絵描きが好きです。昨年は旧気比家の名品を蔵から引っぱり出しましたが、今は旧西尾家の逸品に夢中です。そうそう、もうひとり、預かりの養子がいます。「むかしのくらしと学校」展が担当です。これから連日、吹田の小学3年生がかわるがわる押しかけてきます。稲こき体験も含まれていて、冬場に“農繁期”をむかえます。目下、その受け入れに余念がありません。

吹博には文化財を保護する部署もあり、博物館とはいちおう別組織ですが、兄弟分のような関係にあります。昨年は五反島遺跡を発掘し、貴重なお宝をたくさん見つけました。くわえて「分家」のような旧中西家住宅と旧西尾家住宅があります。本家と2分家からなる一族は年に一度、忘年会という名の血縁の宴をもうけています。

地縁の集まりとしては北大阪ミュージアムネットワークがあります。51館に増えましたが、ふだんは「隣は何する人ぞ」といった関係でしかありません。これではいけない、もっと連携を深めようではないかという声が上がり、ネットワークが組まれ、メッセが企画されました。メッセは出店をだす地縁のお祭りのようなものです。しかし、共通の学術的課題―謎の木室古墳など―を探究すると、シンポジウムも盛り上がることがわかりました。http://www.suita.ed.jp/hak/kanchou/kanchou.html (2014年1月5日掲載分)

地縁、血縁とくれば次は社縁です。社縁はふつう会社縁のことを指しますが、発案者である文化人類学者の米山俊直によれば、もともと「結社縁」を意味していました。ボランタリーな講や組がそのモデルです。吹博では展示ごとに委員会がつくられます。夏季展やニュータウン展、そして「むかしのくらしと学校」展の主催・支援組織が「結社縁」にほかなりません。吹博の強みは社縁がいくつもあり、プロジェクト方式での結束が比較的うまく機能しているということです。ただし、強みは時として弱みにも通じ、その弊害をどう乗り越えるかが課題となっています。

社縁の次に「友縁(ゆうえん)」があります。これはわたしの造語ですが、friendshipの訳語でもあります。利害と理屈を越えた個人と個人のパーソナルな人間関係を指します。同窓生や元同僚、趣味の仲間、あるいは学芸員同士のお付き合いのある種のものも、この「友縁」に入るでしょう。「友縁」は時に「遊宴」にもなりますが、「友情出演」をたのめるような貴重な関係です。

弁慶の泣き所は向こう脛です。吹博の場合、それは地域の歴史系博物館に共通する弱点でもありますが、自然系の資料と学芸員の欠如が筆頭にあげられます。自然や環境をとりあげる夏季展は市民のボランタリー精神で乗り切ってきましたが、今年はさらなるレベルアップが要請されています。

最後に、吹博にも黒田官兵衛は御座候。お家は当面、安泰と見え候。ご安心召され~い。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(アルプスの少年)

しめ縄作りのイベント

すこし前にFacebookにアップされた吹博アルバイト学生さんの感想がとてもよかったので、みなさまとシェアしたいと思います。(以下、写真付き引用)

今日は、アルバイト先の博物館で
しめ縄作りのイベントが開催されました。

前日は材料のチェックと袋詰め、
当日はワラ叩き用の切り株(丸太)の運搬、受付、
材料のお渡し、お客さまの誘導、声掛け、
ワラの掃除、会場撤去まで。

屋外での作業は寒かったし、
全身ワラまみれになったけど、
不思議なほど一つ一つの作業が新鮮で、楽しくて、
とても充実した2日間でした^^

しめ縄作りのお手伝いは今年で6回目でしたが…
例年以上にやり甲斐を感じたのは、
わたしが関わらせてもらえるのは
もしかすると今年が最後かも?という想いからかも知れません。

いろいろな岐路に立っている今、
非常に気が引き締まりました。

そして、あらためて
人と直にふれ合える仕事を望む気持ちが強くなりました。

特に、やっぱり子どもたちとの関わりは
自分にとって欠かせない要素だと実感。

一緒にワラまみれになって掃除を手伝ってくれた子、
「泥だんごのお姉ちゃんや!」と駆け寄って来てくれた子、
自分の宝物を嬉しそうに見せてくれた子…
子どもたちにたくさんの大切なことを教わった一日でした。

上を向く日も、下を向く日も、
前には進んでいけるように、
強くしなやかに生きたいと思います。
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以上です。しめ飾りを門前にかざり正月を迎えるお宅も多いことと思います。どうぞよいお年をお迎えください。

(アルプスの少年)

「特別展示室の資料を撤去中」についての所感(生真面目バージョン)

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私は、特別展が終了した後、資料を撤去中の写真を公開しても博物館の観覧者数が増えることがないのは分かっているのであります。しかしながら、私はひとつの使命感を持って、こうした写真を公開するのであります。その使命感とは、完成されたスタティックな(静的な)展示という表層的な部分だけでなく、展示が誕生し、その会期が終了するまでの、血のにじむような裏の過程を知ってもらうことにより、地域博物館の学芸員がどのような仕事をしているのか、その一端を知ってもらうことが重要だと考えることなのであります。これは「一人の職業人の仕事の裏を知る」ということでは全くなく、地域博物館が地域社会に対して果たす役割についての理解なのであります。この3枚の写真がすべてを語ることがないのは分かっているのであります。しかし、見えている0.1以外に、見えない9.9があることを想像するきっかけとしてもらうことはできると思うのであります。裏の9.9の地道な蓄積がなければ、表の0.1の展示がないし、その質の維持・向上が図られることは無いのであります。地域の人々に、吹田に住んでいて良かった、とか、地域課題について自ら気付き、考え、共に議論し、行動するきっかけとなった、などと今後も言ってもらえるよう、地域博物館を活用することの意義の発信をし続ける必要があるのでありますし、そのためには、見えない9.9の質の維持・向上こそが大切なのであります。地域と博物館が共にミュージアム・リテラシーを向上させるための地域密着型博物館として、これからも地域の人々と共に邁進していく必要性に駆られているのであります。

(めいぎゃる)