わたしと万博(2)…カレーライスと小さなお客

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私は当時学生で、万博は興味の対象外だった。開催中は行かないだろうと思っていたが、アルバイトの金額が桁違いに良かったので、万博に出展していたある店のアルバイトに応募したらすんなり決まった。

バイトをしていた場所は、エキスポタワーと呼ばれた鉄骨タワーの下にあった喫茶店で、本格的な調理人は1~2人、後の3~4人はアルバイトだった。最初はご飯も満足に炊けず、べたべたのご飯だったが、カレーライスに使うとすぐに売り切れたのを思い出す。従業員のため、普通の人より1時間前には入場できたので、どの館にでも待たなくて入場できたはずなのに、全く入った記憶がない。人気のアメリカ館やソビエト館も入っていない。万博会場からすると南のはずれにあったエキスポタワー付近も入場者が多くて、この喫茶店もいつも一杯で忙しかった。

期間中、週に1~2度は、このバイトをしていたと思う。当時、長野県のスキー場で仲良くなった小学生が、万博に来て、私に会いに来たときは驚いた。本当に全国から、普通の人が大変な努力をして万博を楽しみにやってきていたのである。

エキスポタワーは、万博が終わってからも、ずっと長い間建っていたので、私の住んでいたマンションからもよく見えた。しかし、2003年には、それも撤去された。探したら、当時の従業員入場証が出てきた。

(by K.T.)

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