語りつぐ :「吹田の災害-昭和9年室戸台風の記憶-」

画像台風が日本に近づいてくると気になるのが、そのコースです。台風は、反時計回りに風が吹きこんでいます。したがって、進行方向に向かって右側の半円では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くために風がつよくなります。昭和の三大台風の一つ、昭和9(1934)年の室戸台風は、その進行方向右に入ってしまった近畿地方に甚大な被害をおよぼしました。大阪は、台風の上陸時が満潮時だったこともあり、高潮の被害もありました。吹田でも、当時木造だった小学校の建物が倒壊し、豊一小学校では児童51人と2人の先生、岸一小学校でも児童28人の犠牲者が出ました。

今回の東北大震災では、過去の津波の経験談を聞いていた人が、いち早く高台に避難して助かったという話がありましたね。こういった地域の災害の記憶を明日に生かすためにフォーラムを開きます。

日時:8月20日(土曜) 午後1時30分~2時30分
場所:すいはく 講座室

写真/上は、吹田市立豊一小学校に建つ「風災記念碑」。室戸台風の犠牲者を偲んで建てられ、毎年慰霊行事が行われています。
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写真/下
展示場には、殉職された横山先生と吉岡先生の肖像画があります。児童をかばうように抱いて亡くなっていたそうです。このほか、倒壊した建物の写真などが展示されています。

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