博物館は市民の知的アリーナ

4月10日。吹田の自然と環境を展示する市民委員会ももう7回目、今回も30人近い人が集まった。
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いつも議論が白熱して時間切れになるからと開会を18:30にくりあげたので、まだ夕飯を食べていませんという人もおおい。しかし、この熱気は何だろう、交通費も支払わないまったくのボランティアなのに。すいはくでは、これも利用者数に入れているのは夜もオープンする市民の知的活動の場だと考えているからだ。そういえば、講座室は音楽会や演劇などの練習場としてこれからの予約も詰まりはじめている。そんな活動が博物館を活性化し、特別展では大きな効果を生むと期待している。

7回目を迎えて特別展の内容がようやくその姿が見えはじめた。そのプロセスは、まず、委員たちがさまざまに異なるイメージや意見を持ち寄ることから始まった。個人的に参加している人もあるが、その多くは所属するボランティア団体の思いと、実施と人集めのパワーに支えられていることが重要である。

この展覧会は何を訴えようとするのか、地球温暖化は防げるのか、C02の排出はおさえられるのか、市民レベルでごみの処理と再利用のサイクル作りは可能なのか、自然を守る・親しむと言うがそれはどの時代の自然なのか、新しい時代の自然とは何かなどの問題が出された。それをどう展示すればよいのか、不足したり、難しすぎる部分はシンポジウムや講演会でおぎなえばよい。若者や子どもたちの意見を聞きたい。歌舞音曲、つまりエンターティンメントで楽しくメッセージを伝えることも必要である。そのためにはあのグループに持ちかけよう。こうした討議のなかで、削られるもの、追加されるもの、譲るものは譲り、必要なものは無理にでも押し込む。

こうして、イベント関係のプログラムはほぼかたまり、展示の内容もいくつかのブロックとしての構成が見えてきた。千里ニュータウン展や万博展で得た経験を踏まえ、すいはく発の「市民が企画運営する」というかたちが定着してきたようだ。博物館らしい、近いづきがたいほどの厳かな雰囲気がなくなったと残念がる人もいるだろうが、これはおおげさにいえば、存亡の危機にある日本の地方博物館のあるべき姿の一つだと私は考えている。

(カンチョー)

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