本のご紹介 :『月刊 たくさんのふしぎ 2010年5月号 昆虫少年の夢 オオムラサキ舞う森』

画像草山万兎(文)足立隆昭(写真)『月刊 たくさんのふしぎ 2010年5月号(第302号) 昆虫少年の夢 オオムラサキ舞う森 』 福音館書店 700円

「こどものころ、ぼくは昆虫が大好きだった。とくに蝶々と甲虫がすき。ひまさえあれば昆虫採集にでかけた。珍しい蝶をとったときは、学校で100点をとったときよりうれしかった。オオムラサキはあこがれの蝶だった」とこの本は書き始められています。

かつて、日本には豊かな自然がありました。しかし、農薬や石油がさかんに使われるようになってから、里山は荒れて多くの昆虫や動物が絶滅の危機においこまれています。子どもたちがもっともっと森に出かけて遊ぶようになれば日本人が育ててきたなつかしい自然を守ることができるでしょう丹波の森公苑はそんな草山さん(じつは、これ河合雅雄先生のペンネームです)の夢を実現できる場所です。

写真は足立さんの2年にわたる飼育の観察記録でオオムラサキの生態をいきいきと見ることができます。
昨年から飼育をはじめて、ついに今年デビューをはたした吹田生まれのオオムラサキは足立さんのお世話でやってきたものです、河合先生に「あの鮮やかな紫は鱗粉じゃないんだよ、光の反射によってそうみえるんだ」といわれて、自然とじかに触れあうことの大切さにあらためて気がつきました。

(カンチョー)

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