世界をかけるビール(ニューヨーク特派員だより4 :ドイツの燻製ビール)

画像もうひとつ、変わったビールの話題をおとどけします。ニューヨークでは、スーパーでもパブでも日本より品揃えがいろいろあるので、昔ドイツやベルギーで飲んだビールがあって楽しいです。これはこちらで再会したビールです。

「Rauch Bier -ラオホビア」。ラオホはドイツ語で「煙」、ビアはもちろん「ビール」。直訳すると「煙ビール」ですが、一般的には燻製ビールと呼ばれてます。

なぜ燻製なのか?それは作り方にあります。ご存知のようにビールは大麦から作られますが、発酵を行う酵母は大麦のデンプンを利用することができません。そこで、大麦を発芽させることで、大麦自体の酵素を誘発し、その酵素がデンプンを酵母が利用できる糖分に変えます(日本酒の場合は麹カビがこの役目を果たします)。そのまま放っておくと麦芽の成長のために糖分がどんどん使われてしまいますので、適当なところで成長を止める必要があります。そのために熱を加えるのですが(焙煎)、ラオホビアの場合は熱だけでなく煙とともに燻すため、独特の燻製風味が麦芽に移り、それががビールまで持ち越されます。

ドイツのバイエルン州にあるバンベルクという街がラオホビアでよく知られており、シュレンケラという醸造所は特に有名です。ここはパブも併設されており、常連さんがマイジョッキをキープしてます。私はここで初めてラオホビアを飲んだのですが、最初の一口で、ガツンとくるその強烈なスモーキーフレーバーに圧倒されたものの、不思議なもので飲み続けるうちに気にならなくなります。それどころか、その燻製香がつまみとなって、ビールだけでずっと飲み続けていられる気分になります。もっとも、ドイツ人はラオホビアにかぎらず、延々ビールだけを飲み続けますが・・・

ラオホビアは日本でも大きな酒屋や通販で手に入りますので、ぜひ秋の夜長に試してみてください。

(タケル)

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